リングポンプ


プロジェクトを成功に導くための、一歩。

  • 2012年2月20日(月) 10:48 JST
  • 投稿者:
    matsumoto

2011年10月21日(金)クリエーション・コア東大阪南館2階の会議室において、株式会社アクアテック様主催による「デザインプロデュース型商品開発会議」が開かれました。

これは平成23年度おおさか地域創造ファンド 重点プロジェクト事業助成金の採択企業に選定されたことを受け、協力会社を含め社内全体が「小型チューブポンプの技術を活用した商品の開発プロジェクト」への方向性を確認し、コンセンサスを得る場を株式会社アクアテック様が設けられたものです。


まずは、株式会社アクアテック玉川長雄代表取締役から今回のファンド事業におけるテーマと目的、概要の説明と講師が紹介され、次に今回の事業におけるデザインプロデューサー飯田吉秋さんから「中小企業のブランディングと新商品開発」というテーマで、アクアテックが小型チューブポンプ業界において世界一となるために必要なブランディングのあり方を中心にしたお話がありました。








さらに、専門家として神戸国際大学 中村智彦様から「中小企業間のネットワーク構築」というテーマで、中小企業同士のコミュニケーションのあり方、経営という視点でのネットワークの構築のあり方など事例を交えた興味深い話をお聞きすることができました。










また、心臓血管外科医師 二宮淳一様からは「医療業界と小型ポンプ」というテーマで、日本を含めた世界の医療業界における小型ポンプの現状と市場の可能性を医療の現場を専門家の立場で語っていただきました。










強いシーズを持つ企業は、いかなる戦略を取るべきか?

講演の中で中村先生は、インターネットで自社の製品や技術を公開することで受注を増やした企業の事例を紹介し、英語サイトを立ち上げ、海外からの受注も増やしていくという方法が有効であると指摘しています。このお話からは、シーズを広く知ってもらうことの重要性が見えてきました。 また二宮先生は、糖尿病患者にやさしいインシュリンポンプにはニーズがあると指摘しています。自社技術を今まで気づかなかった新たなニーズに適合させるためには、各現場に精通する人たちとの情報交換が有効だということが伝わってきました。(山納)

このセミナーには株式会社アクアテック様の従業員の皆様はもちろん、「小型チューブポンプの技術を活用した商品の開発プロジェクト」には欠かせない協力会社であるものづくり企業の方々も参加されました。中小企業にとって、飛躍につながると信じるプロジェクトを成功させるためには会社内はもとより、自社にはない技術を持つ企業との連携は欠かせません。

社内外が一体となりこのプロジェクトに取り組むための情報共有とコンセンサスを図る場としてのこのような集まりはとても有効だと感じました。(松本)

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