株式会社エフパズルの西島洋美さんは、切り込みが入ったフェルト製のパーツをつないで楽しめる知育玩具「f-pzl」を開発しました。今春、東京で開催されたホビーショーにf-pzlで組み上げたワニを出品して入賞。来場者から「やってみたい!」「どこで売っているのですか」「教えて欲しい」など多くの声をもらったことで、なんとか商品化したいと思い、デザインプロデュース型商品開発促進事業に応募。現在、事業者兼プロデューサーとして、「f-pzl」の商品化に向けて奮闘中です。
ふとしたことから生まれたユニット構造
オーダーメイド服の受注会を自宅で長年開催している西島さんは、得意客の方々からオリジナリティ性の高い製品を求められる中で、昇華転写プリントを服地に施すなど、素材の開発に取り組むようになりました。あるとき緑のグラデーションをフェルトに転写したところ、竹のような柄に仕上がりました。これにコンニャクの手綱結びのように切り目を入れてひっくり返し、繋いでみるとうまく筒状になりました。フェルトは繊維がしっかりしているため元に戻ることはなく、切れ目を入れたフェルトのピースは、高分子化学の六角形や蜂の巣の構造のように繋ぐことができました。そこで西島さんは、これをレゴの様に子ども向きのユニット式知育玩具として展開できると考えました。
ホビーショーでの入賞が大きな転機に
自ら考えたユニットがどれだけ評価されるのかを試したいと、西島さんは約1年半前、横浜のキルトウィークに“恐竜をイメージしたジャケット”を出品、ウェア部門で優秀賞を受賞。その後、意匠権を取得しホームページを立ち上げ、東京で開催されたホビーショーに出展しました。
・たった一人でプロデュースに取り組んでいるプロジェクトです。
・知育玩具、アート教室の教材、手芸、インテリア、それぞれの販路を模索しておられます。
・知的財産権保護が、視野に入っています。
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