商談先を開拓するため、展示会に積極的に参加してきた2013年。
海外との取引の第一歩であるサンプル発注を受注するなど少しずつ動きだしているf-Pzl。
様々な場に積極的に出向き、 f-pzlの魅力を伝えてきたことが着実に形になってきている。
ワークショップや展示会を通じて生まれた数々の引き合い
3月にOMMビルで開催された「大阪インターナショナルギフトショー」では、いくつかの反響がありました。
ある子供向け書籍の出版社の方からは、f-pzlの作り方の本をキットとともに販売したいというお話をいただきました。この話はその後進展しませんでしたが、同社が発行する雑誌にf-pzlで作ったクリスマスツリーを掲載いただきました。
また『2003世界のおもちゃ100選』を出されたトライプラスの関やす子さんとも、この展示会で出会いました。関さんは今年『おもちゃと遊びのコンシェルジュ』という本を新たに出版され、その中にf-pzlも掲載いただきました。また、この出版に合わせたカフェでのワークショップに、f-pzlも置かせていただけることになりました。
同展示会で出会ったドイツのノベルティ会社の方とは、秋のギフトショーで再びお会いしました。海外との商談については不安でしたので、JETROや大阪府関連の産業振興機関に伺い、契約、インボイスの書き方、支払い方法、発送方法などいろいろと相談しながら進めました。先方にはクリスマスツリーキットと単品キットを購入いただきました。今回購入いただいたものはサンプル的な扱いで、実際に売れ始めたら、1アイテムを数千個単位で販売いただけるようです。現在ドイツ全体での販売契約のお話をいただいています。
6月には東京ビックサイトでの開催の「東京おもちゃショー2013」に出展しました。ここで出会ったアメリカの玩具会社の方はかなり乗り気でしたが、その後立ち消えになってしまいました。その他、オーストラリアの方も興味をいただきました。f-pzlは、海外の人の食いつきがいいようです。ただこうした海外からの引き合いへのフォローの充実が、目下の課題です。
商工会議所主催のバイヤーマッチングにも参加しました。ここでは大型雑貨店の方々に興味を持っていただき、現在商談を継続中です。また11月には、大阪高島屋の催物会場で開催される「大阪スタイリングエキスポ」に出店します。一般の方をはじめ、多くの方に見ていただける機会ですので、引き合いをいただいているバイヤーの方にもお越しいただこうと思っています。
つねに〆切に追われているようなせわしなさ
f-pzlへの取り組みは、思いつきから始まりました。それがホビーショーで海外の方も含めて評価いただいたことで、事業化の方向に進もうと考えるようになりました。そんな時に大阪府の「デザインプロデュース型商品開発促進事業」の募集を知り、申請を出しました。その後もギフトショー、トイショーへの出展を通じて様々な引き合いをいただいたり、賛同者を得るようになったりしたことで、手ごたえを感じています。
一方で、自分一人で商品開発から販売までを手がけていることで、つねに〆切に追われているようなせわしなさを感じています。今年3月にはWEBサイトを立ち上げましたが、そこから1個、2個の注文を頂いたときに対応する余裕がないというのが現実です。できれば自分自身は商品やツールの開発の方に力を注ぎ、販売部分については誰かにお任せした方が、プロジェクトの発展につながるのではないかと考えています。
f-pzlを気に入り、本の話を進めていただいていた出版社の担当の方は、その後退社され、生駒で「あそび研究所」を設立されました。幼稚園、保育所、学童保育への販売ノウハウを持っておられる方で、この方からf-pzlの販売をやらせてくれないか」というお話をいただいており、現在連携について前向きに検討しています。
f-pzl エフパズルの「ツボ」
・プロデューサーにとっては、開発、製造、プロモーション、販路開拓のそれぞれにどれだけの力を注ぐかが課題になります。
・国内展示会への出展ですが、海外との商談が始まっています。
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