日本最大級の環境展示会「第13回エコプロダクツ2011」に出展された山陽製紙さんのツボをまとめてみました。 |
・「エコプロダクツ2011」は、エネルギー・自動車・住宅・家電などのトップメーカーから行政・大学・NPO・NGOまでが出展するメガ展示会です。今回の出展は、いわばメインストリームに打って出る戦略です。
・営業担当が「売上目標を持ってブースに立っている」点に注目しましょう。
・展示会初日朝の人が少ない時間帯には、出展者ブースへの営業も行っていたそうです。それも一つの作戦。
オプスデザインさんが出展されたバイヤー向けの展示商談会「EXTRA PREVIEW #3」のツボをまとめてみました。 |
・ギフトショーを目抜き通りとするなら、EXTRA PREVIEWはその横筋です。世界観が近いメーカーが集まり、目抜き通りから一本入った横筋にお店を出し、共同受注を図るという戦略を取っています。
・ショップを「made in westの世界観を理解し、その出口を担ってくれる相手」と考えています。
・卸して終わり、ではなく、売り場での商品展開、POPを提案しています。
すっかり遅くなってしまいましたが、採択されたプロジェクトのデザインプロデュースのツボをまとめてみました。 |
・商品の売り先が確定してからプロジェクトが始まり、そこからメーカーを巻き込んでいます。
・メーカーにとって、デザイナーの考えを理解するのは難しい。その前提に立って、理解し合える関係づくりを目指しています。
・製造業側が始めたプロジェクトではなく、デザイナー側がコーディネートし、多くの製造業を巻き込んだ展開をしています。
・組合としてのブランドを訴求しつつ、個々の企業が切磋琢磨するシクミがあります。AKBの“総選挙”みたいですね。
・商品の売り先は卸、つまりB to Bです。その組合が、一般消費者向けの展示会を行い、そこから情報を集めています。
・同じくタオルの産地である今治では、佐藤可士和氏を起用してブランディングを展開しています。手法の違いに注目。
・脱下請けをめざす製造業は、自社商品開発を目指しますが、その開発、宣伝、販売には、これまで会社になかったノウハウが必要になります。
・浪花酒造とのコラボレーションは、相手先ブランドへの商品提供(OEM)です。同社はB to B(OEM) と B to C(自社商品)のバランスを、意識していますね。
・CRM(企業のマーケティング活動に積極的に結びついた社会貢献活動)。社会貢献をすることで、商品も売れる、という手法です。
・Technics(テクニクス)というブランドを立ち上げ、育て、世界に羽ばたかせてきた成功経験を、社長とプロデューサーが共有しています。
・圧倒的な製造技術の強みを支えているのは、「好奇心」と「知識欲」と「やる気」です。
・強みの技術をどの分野に活かしていくかの構想が、融通無碍ですね。
・創業者が「下請け仕事をせずに自社製造の台所用品をつくった」という点に注意。製品開発に慣れています。
・環境貢献型の製品と、ペットボトル回収システムの両方をプロデュースしようとしています。
・まずものづくりに注力して、いい製品ができた時点で一気に市場投入を図る、という手法を取っています。
・同社は、レンタル事業をしていることで、お客さんのニーズを日々直接聞くことができます。
・情報収集、現場調査をまず行い、そこから課題を抽出するという正攻法です。
・30年前に開発され、いまだに稼動している「スカイトイレ」を開発した先代の卓見にも注目。
「デザインプロデュースのツボ」コーナーでは、それぞれのプロデュース事例の中から、プロデュースを成功させるためのヒントを、“つぶやき”の形で抽出していきます。どうぞよろしくお願いします。 |
下川さんセミナーのツボ解説
ツボ1:【事例1】より
ブランドを築くフィールドと、実売を上げるフィールドを分けていますね。
ツボ2:【事例2】より
多くのバイヤーと話をして、ニーズをキャッチし、製品開発に活かすサイクルを意識しています。
ツボ3:【事例3】より
提案活動をすると、情報が集まる。その情報が次のステップづくりに役立っています。
ツボ4:【事例4】より
「越中富山の薬売り」のように、多くの人の中にイメージがあるものは、使える資源かも。