事業概要

■「デザインプロデュース向上委員会」とは

 

「デザインプロデュース向上委員会」は、「おおさか地域創造ファンド」を活用して様々なデザインプロデュースの方法論を広く産業界に普及することを目的に、平成23年度から25年度まで実施してきました。「デザインプロデュース向上委員会」では、おおさか地域創造ファンド(重点プロジェクト)「デザインプロデュース型商品開発促進事業」で採択された各プロジェクトの進捗や、デザインプロデュースの現場をケーススタディとして、情報発信してきました。

採択された各プロジェクトは、 高付加価値の商品・サービスの開発を目的とする府内中小企業等からの応募があり、公益財団法人大阪産業振興機構に設置した審査委員会による審査を経て、平成23年度は6件、平成24年度は3件の助成を決定しました。

*「デザインプロデュース型商品開発促進事業」の助成は終了しました。

   


■おおさか地域創造ファンド(重点プロジェクト)「デザインプロデュース型商品開発促進事業」とは

 

デザインプロデュース型の商品開発プロジェクトを推進し、高付加価値商品・サービスをより効果的な手法により市場へ投入することで、大阪から世界へ発信する大阪発ナンバーワン企業、オンリーワン企業の創出を目指してまいりました。各採択プロジェクトの詳細は、各プロジェクトのページをご覧ください。また、プロデュース型商品開発の手法を広く普及するためウェブサイトでの情報発信を行い、成果事例は、採択企業内のみに留めず、商品開発のリーディングケーススタディとして、デザインプロデュース型の商品開発手法として広く産業界に普及してまいりました。

 
・「デザインプロデュース型商品開発促進事業」成果報告書の発行(平成26年2月発行)
・「デザインプロデュース向上委員会フォーラム2014」の開催(平成26年2月26日)
・「デザインプロデュース向上委員会ミーティング」(平成25年2月27日)

 
「デザインプロデュース型商品開発促進事業」スキーム図


 

平成24年度 おおさか地域創造ファンド重点プロジェクト事業(デザイン分野)の助成事業の決定

1 応募状況
(1) 公募要領配付期間:平成24年4月20日から5月21日まで
(2) 申請受付期間  :平成24年5月10日から5月21日まで
(3) 応募総数    :24件
2 助成金交付決定(選定結果)
(1)決定日:平成24年7月24日
(2)事業件数:3件
(3)決定額:合計11,040千円

 
 選定事業の名称、事業者名及び事業概要(申請順)

事業の名称
オリジナルデザイン家具
事業者名
マーケットクリエイティブ株式会社 (大阪市)
事業概要
家具のオリジナルデザイン→オリジナルプリントのデザイン→オリジナル家具の製作→受注→販売 というサイクルで、オフィス・店舗を中心に販売。
並行してWEBの製作にも取り掛かり、最終的にはネット決済まで出来るシステムを構築する。
今まで市場に無かった新しい家具を創造することにより、新たなマーケットを創り出すことを目的とする。

 

事業の名称
f-pzl事業発進プロジェクト
事業者名
f-pzlエフパズル (茨木市)
事業概要
「f-pzl」(フェルト素材のユニット)の認知度を一気に高め、ターゲットを絞って一般向け商品キットの開発、併せて、新たな試みとしてユニットに昇華プリント加工をして、「f-pzl平面ジグソーパズル」を開発する。
開発後は、ギフトショー等に出展を行い、企業向け販促品として大口需要を見込む。また、大手玩具メーカーへのアプローチを図るなどしてそれぞれの販売ルートを確立する。
また、「f-pzl平面ジグソーパズル」の立体化に挑戦する。3Dキャド等の技術が必要となるなど画像分割は難解であるが、理系大学生へのアイデア公募も視野に入れて、課題を解決するとともに話題作りになることも期待して取組む。

 

事業の名称
体が元気になるユニバーサルシーティング「背ざぶとん」プロジェクト
事業者名
株式会社ピーエーエス (箕面市)
事業概要
株式会社ピーエーエスは、身体障がい者のオーダーメイドの座位保持装置(椅子・シート)を製作しており、長年培ったそのノウハウをもとに、座るだけで姿勢が良くなり作業効率も向上する背座一体型シート「背ざぶとん(大人用・子ども用)」を商品化する。
この商品が広く一般のビジネスシーンや学校の学習場面で利用されるよう、商品デザインの検討、効果試験、パッケージデザイン、コストの削減、価格戦略、PRおよび販売ルートの開拓を行い、座っているだけで疲れていく生活から、座って元気になる生活へ転換することを目指す。


  
 平成23年度 選定事業名及び事業者(申請順 
 

事業者

事業名

山陽製紙株式会社

「健康なKAMIづくりプロジェクト」
古紙再生技術を活かしたエコ循環型オリジナルブランド商品開発および新規市場開発

株式会社クリエイト・ツルモト(現:株式会社ケイトップ)

次期仮設トイレ「スカイトイレ」開発

大阪タオル工業組合

地域ブランド「大阪:泉州タオル・泉州こだわりタオル」の実需市場提案
‐メーカーとタオル卸商との新連携によるブランディングプロジェクト‐

株式会社アクアテック

小型チューブポンプを活用した商品の開発

株式会社久宝金属製作所

子どもが楽しく使える資源ごみ圧縮いすの開発及び地域リサイクルネットワークの確立

株式会社オプスデザイン

made in west

 


■おおさか地域創造ファンド(重点プロジェクト)とは

 活力とにぎわいあふれる地域づくりを目指して、財団法人大阪産業振興機構に公民連携による基金「おおさか地域創造ファンド」を設置し、技術や人材、歴史、伝統など地域の資源を活かした、地域が主体となった新しい事業を創出し、産業振興をはじめ地域の活性化につなげます。

重点プロジェクトは、府内全域の活性化を図るために、広域的な事業や重点的に支援すべきプロジェクトに対し助成を行います。

 

財団法人 大阪産業振興機構

おおさか地域創造ファンド  

 


■「デザインプロデュース向上委員会」のシンボルマークとロゴタイプ

 

デザインプロデュース向上委員会

 

デザインプロデュースの頭文字「dとp」を「知恵の輪」に見立ててシンボル化しました。

この知恵の輪は、プロデューサー、デザイナーなどと、企業の声を意味しており「互いに協力し合いながら、難題を解決し、商品やサービスを開発していく過程」を表現しています。

シンボルのランダムに組み合う様子は、ユニークで自由な発想と可能性をイメージさせ、深いピンク色は、この事業に取り組む情熱と期待感を表現しています。


 

 

 

最終更新日:: 2023年8月 2日(水) 15:09 JST|閲覧数: 42,403


デザインプロデュースの「ツボ」

デザインプロデュースの「現場」

残念サン

マーケットクリエイティブ株式会社_デザインプロデューサー:江原啓之

f-pzlエフパズル_デザインプロデューサー:西島洋美

株式会社ピーエーエス_デザインプロデューサー:野口顕

株式会社オプスデザイン_デザインプロデューサー:野口美可

大阪タオル工業組合_デザインプロデューサー:尾原久永

山陽製紙株式会社_デザインプロデューサー:島直哉

株式会社アクアテック_デザインプロデューサー:飯田吉秋

株式会社九宝金属製作所_デザインプロデューサー:ムラタチアキ

株式会社クリエイト・ツルモト_デザインプロデューサー:大内田直